♪<尾崎亜美ってどんな人?>♪

<Last Updated:2005/11/06>

  ここでは「曲は聞いたことあるけど本人を見たことが無い」とか「どういう音楽家なのか知識が無い」という人に向けてウンチクを傾けます。したがって、ディープなファンの方は、読む必要なし。

 まず「京都府出身。女性。既婚。」以上。…ってのはつまらないですね。詳しいバイオグラフィーを見たい方は、ClubAmiiへどうぞ。非常に詳しく紹介されています。

 このコーナーでは、音楽家としての亜美さんを紹介します。

<1.歌手である>

 その声に魅力を感じる人も多いでしょうし、歌唱力もかなりのもの。ちょっとハスキーだったり、結構可愛かったり、すごくしっとりとしてたり、時にはかっこよかったり、いろんな声が出る人です。という事は表現力に幅があります。「オリビアを聴きながら」しか聞いたことがないという人には、どれでもいいからアルバムを聞いて欲しいです。亜美さんのいろんな面を堪能できます。

<2.詞と曲を作る人である>

 基本的に、オリジナルアルバムはほとんどすべて自作曲です。他人が作曲したものは、ファーストアルバム「シェイディ」のインスト(松任谷正隆作曲)と、アカペラアルバム「スペシャル」収録の「Joyful Joyful」(ベートーベン作曲)の2曲くらい(25周年記念「Amii-Phonic」は別にして)。詞の方も、ほとんど自作ですが、一部に夏目純さんの作品や、英語詞を他の人に依頼したものなどがあります。

<3.アレンジをする人である>

 まず南沙織さんに提供した「春の予感」でアレンジに初挑戦。3枚目のアルバム「ストップモーション」から、自身でアレンジも手がけるようになりました。(管弦編曲ももちろんとして) その後、ほとんどのアルバムでアレンジを担当しています。ストップモーション以降で、自身のアレンジでないものは、デイビッドフォスターアレンジの「HOT BABY]「Air Kiss」と「POINTS」のシリーズや、「ラピズラズリ」などの企画もののみです。

<4.他のアーティストに曲を提供する人である>

 正しくは、「他のアーティスト及びアイドルなど」という事になるでしょうか? まず、有名なのは杏里のデビュー曲「オリビアを聴きながら」と、松田聖子さんの「天使のウインク」「ボーイの季節」。また、高橋真梨子さんにも数多く提供しており、有名なところでは、「あなたの空を翔びたい」、「漂流者へ」、「Stop My Love」など。現在でも重要なレパートリーであると思われる曲を提供してます。また、ヒット曲としては河合奈保子さんへの提供曲「微風のメロディー」を記憶してる人も多いことでしょう。

 スタ誕出身の大型新人として、その年の新人賞を総ナメにした金井夕子さんのデビュー曲「パステルラブ」も有名なところ。また、榊原郁恵さんの「風を感じて」、桜田淳子さんの「Lady」、松本伊代さんの「時に愛は」、岡田有希子さんの「二人だけのセレモニー」など、そのアイドルの転機となるような作品も多く手がけています。また、岩崎良美さんには「化粧なんて似合わない」、「ごめんねDarling」をはじめ、アルバムにも曲を提供しており、TV番組でジョイントをしてた事もありました。

 考えてみれば、女性歌手のデビュー曲を担当する事が多かったです。金井夕子さん、杏里さん、上田浩恵さん、myu:、STEP!など。高橋真梨子さんも「あなたの空を翔びたい」がソロデビューの曲でした。それと、観月ありささんの「伝説の少女」も歌手デビューの曲でした。

<5.ピアノの名手である>

 テレビの歌番組で、「オリビアを聴きながら」の弾き語りを目にした人も多いでしょう。ピアノの名手であり、自身のアルバムでもピアノやシンセサイザーをバリバリ弾きこなしています。そのベースとして、8歳の頃からクラシックピアノを習っていたという事があります。かなりのスパルタ教育で仕込まれたと聞いています。

 ちなみに、メリディアンメロンでの「オリビアを聴きながら」のピアノは、ご本人の演奏ではなく、佐藤準さんの演奏によるものです。すごく意外なのですが、これは「ボーカルに専念しようとした」事であったのかも、と推察されます。まぁ、あくまでも歌詞カードのクレジットを信用しての事ですが。

 ピアノをじっくり聞きたいという人は、全編弾き語りのみのアルバム「PiaNoir」をお聞き下さい。もちろんオリビアも入ってます。
 

<6.ステージには凝る人である>

 かなり昔の話ですが、「プラスティックガーデン」のツアーを紹介した「ザ・テレビジョン」の記事では、「乙女チックに綺麗にやるんだと思ってたら、衣装も凝ってるし、音も照明も熱くて驚いた」てな感じで書かれてました。いまでも、ステージは弾き語りのみでしっとりやると思ってる人も多いようです。が、私が初めて見たステージは、上記の「プラスティックガーデン」であり、いきなり寸劇風で西洋のお手伝いさんのカッコで出てきて、お盆を持ったまま歌うし、モップをギターのように抱えて踊りまくるしで、かなり度肝を抜かれました。

 あんまり種明かしをするのも気がひけるのですが、ステージを見るときは「心して見よ!」という事です。ここ数年のコンサートではピアノかキーボードに座りっぱなしだったのですが、2005年初頭のツアーでは久々にハンドマイクで歌う姿も見られて、今後も期待と。

以上、書き漏らした点については、ちょくちょく更新します。

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